2016年1月24日日曜日

裏方の闘い 人と楽器、最後に信頼されるのはどっち?

5年に一度、ポーランドのワルシャワで開かれるショパン国際ピアノ・コンクールの裏で繰り広げられるピアノメーカーと、調律師の姿をNHKが追いかけたドキュメントが放送されていました。

その放送を見て気づいたのは、ブランド認知されていなかった日本のピアノメーカーが、欧米のピアニストから信頼を得るために行ってきた数々の取り組みです。

ヤマハは、現地の教授や演奏家などにとにかく触ってもらうために尽力してきたそうです。

河合楽器製作所は、調律師の人が、演奏家の声を直接聞くために飲み物やバナナなどを準備したリラックスできる場所を設けていました。

このコンクールの注目度が非常に高いことは言うまでもありませんが、それゆえに、ピアノメーカーにとっても優勝者が弾いたピアノであることは大きな意味を持つようです。

2015年のコンクールでは、チョ・ソンジン(韓国)さんがスタインウェイのピアノで優勝を勝ち取りましたが、10人で争われるファイナルで、ファイナル前までは7人がヤマハであったのに対し、二人がスタンウェイを選び5対5、そして優勝も含め上位6位のうち4人がスタンウェイという形になりました。

ヤマハは30年かけて挑んでいるそうですが、実績やイメージを覆すのはやはり困難であるようです。

もちろん、スタンウェイの素晴らしさを演奏家は選んでいるのですが、最後は人間関係よりも楽器が選ばれるシーンを見て、この悔しさをヤマハは河合楽器製作所が次に何をやるべきかはっきり見えたように思います。

まず、使ってもらうためには人の力が必要であり、第一人者の最後の選択となるためには絶対的な品質が必要であるということですね。


本文とは無関係です


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