2018年6月11日月曜日

抽象化する言語と複雑さを導く数式

僕が働く業界では、「コンピテンシー」という言葉が使われる。

概念的な言葉なので、使われ方は様々だけど、僕の定義は、「業績を発揮する人に共通する行動様式」とシンプルだ。

まあ、「様式」自体が「共通する型」のことだから実は「業績を発揮する人に共通する共通の行動型(スタイル)」とちょっとダサい定義なのだけどこの際はどうでもいい。

問題はそこからで、じゃあ、何が共通なのかと言われると誰もが釈然としない。

何故なら、例えば「他の人より抜きんでて事業を成長させる人」に共通する行動様式と言っても事業内容、事業環境、時代背景などなど、事業の成長に寄与する要因は多様で、固有性があり、しかも複雑だからであろう。

行動を、還元された要素の組み合わせで発揮しているものと捉え、その言語化された要素をコンピテンシーと呼ぶこともあって、概念自体が入れ子構造と複雑だ。

部分の集まりが全体にはなり得ないよう、結局は、業績を発揮する人の固有性から脱することはできない、つまり再現性が低いってことだね。

人は、遺伝的ばらつきから始まり、生育環境のばらつき、時代背景のばらつき、学びのばらつきなど無限のばらつく要因の組み合わせによって存在する一方で、環境との相互性において一定の解をもつ存在でもある。

例えば、社会的規範によって同質な価値観や行動傾向を持つ集団が生まれる。

僕には、この混沌と秩序の関係性を「型」で語ることが出来るとは思えないけど、数式化することは出来るだろう。

言語は、複雑なことを抽象化するけど、数式は、単純でありながら複雑な結果をもたらすものだからね。


なに様式?



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