少し、話は脇道に逸れますが、それで言うと、「超能力」とは、「超越した課題を遂行すること」なのか、「課題を超絶に遂行することなのか」曖昧ですね。また、「潜在能力」という言葉は遂行されていないので測定出来ないはずですから、「能力の推定・推測」と言ったほうが間違いないと思います。
言葉遊びはここまでとして、「概念構成力」という能力について考えてみます。
冒頭の定義に沿うと「概念構成力」は、「概念を構成するという課題を遂行すること」です。つまり、取り込んだ情報から概念を構成してアウトプットすることです。
もう少し、具体的にするとこの課題は
「見たり読んだり聞いたりしたことから、その本質とその構造を取り出し、他者が理解し納得する状態に表現すること」となるでしょう。
この課題には複数の要素が含まれています。
まずは、情報を正しく知覚することです。知覚が正しくなければその後のプロセスは怪しくなります。例えば、文章から情報を取得する場合、視力は重要な要素ですから、加齢とともにその力は低下します。このように、年齢とともに低下する能力を「流動性能力」といいます。
次に、本質とその構造を取り出すことです。この課題は、経験が有効に働きます。過去に同じような課題を経験しているとその経験に引き当てて素早く課題を遂行出来るのです。このような能力を「結晶性能力」と言います。
最後に、他者が理解し納得する状態で表現する課題ですが、これも、経験が有効に働きます。
こう考えると、概念を構成するという課題に関しては、多少、知覚が劣っていても、経験があればそれで補って遂行することが出来ることが分かります。しかしながら、事実が正しくインプットされていないのに本質を語ることには大きな問題があります。具体性、即時性の喪失です。時として年配者が声高に語る本質に違和感や頑固さを感じるのはこのような事情もありそうです。
事実を読み解き伝えるのはその場に居るもの