好きこそものの上手なれと言われるように好きなことは上達しやすい一方で、最初から上達しやすいこともある。得意なことだ、得意なことは、上手く行くので好きにもまりやすい。
例えば、絵を描くのが好きと絵を描くのが得意ということの違いを考えてみよう。好きは嗜好で得意は知性だ、言語化すると描画の嗜好と表象的知性という違いになる。技能や技巧ではなく知性と表現しているのは、そういった得意なことは、環境との相互作用を促して認知的変化を創発(知識を生成)するものだからである。これは絵を描くことだけじゃない。例えばスマホとか目の前にあるものを意図に沿って操作するのが得意だという人も居るだろうこれは感覚運動的知性と呼ばれる。スマホのゲームやアプリ操作などを思い浮かべればすぐにわかるだろう、誰かに教わることなくすぐに上手く操作出来てしまう人がいるそういう人はスマホやパソコンを使って未知の世界をどんどん拡張していく。そういった認知的変化が行為や経験に意味を与えさらなる行為経験を誘うのである。こうして知性は習慣となり性格(日常生活における自動的適応行動)を形成するだから自分の知性の知性を知ることにはとても大きな意味がある。嗜好は好き嫌いだからわかりやすい、時を忘れて夢中になれることは好きなことだ絵を描くのは好きだけど上手くないというケースも当然ある。もちろん絵を描くと言う行為の中に認知的変化は内在しているから。好きであるということ自体が知性なのである。自分が好きなことは何か、得意なことは何かを知ることはメタ認知を促し自己肯定感を高める最も身近な方法なのである。
