僕は新型コロナウイルスの影響で在宅になり、仕事での役割も大きく変わってきてから家で料理を作ることが増えた。
以前、男手で2人の子供(といっても中高生)の世話を9月ほどしたことがあり、その時は朝の4時半に起きて朝食、昼の弁当、夕食を作り、掃除洗濯アイロンがけをしていたことがあった。
その時は料理をたくさん作ったけど冷凍食品などにかなり助けてもらった記憶がある。
ちなみにその時は毎日同じにならないよう、記録をつけていたけどあとから集計したら一番多く作った夕飯のメニューはマーボー豆腐でした。
さて、その時と状況はまったく異なるけど、料理をするときに気をつけているのはやはり同じものが続かないようにすることだ。
とはいえ、もともとのレパートリーは限りなくゼロに近い。
また、食べ物の好みも自然と年相応に変わっていくので出来るだけ今、美味しく健康に食べられるものが良い。
そこでネットのレシピを見て作るのだけど、かつてのマーボー豆腐のようにどうしても得意技が生まれてしまう。
ああ、僕はこうして習慣化による快適ゾーンに落ちていくのだ。
作る→美味しい→また作る→慣れて余裕が生まれる→美味しい→・・・という蟻地獄のような無限ループ、にね。
この慣性軌道から外れるためには新しい料理にチャレンジしなければならないことはよくわかっているのだけど、忙しかったりどうにも気持ちのスイッチが入らないときもある。
いや、実際かなりある。
しかもそれは快適ゾーンを正当化してくれる天の声であるようにすら聞こえてくる。
「しかたないよ、それでいいのよ」とね。
ひょっとしたらイノベーションが起きない仕事も同じ構造なのかもしれないね。
忙しいとかやらされていると感じると仕事を習慣化することが正当化されるのである。
こうなるともはやイノベーションは悪者だ。
先日の土曜日、僕が作ったのは冷やし味噌ラーメン。
熱い味噌ラーメンを食べるには暑すぎる土曜の昼食は僕ひとりだったのだ。
担々麺風に豚ひき肉を豆板醤と甜面醤で炒めてぶなしめじを入れ、冷たい味噌ラーメンのスープに浸した太麺の上にのせる、まあ、レシピ無しの料理ですが、美味しかったよ。
問題はレシピが無いので再現できるかどうかわからないということなのだけどね。
