2013年10月3日木曜日

現代日本的経営のこと

日本的経営の特徴は「終身雇用」「年功序列」「企業内労働組合」と言われたバブル経済崩壊前からすでに20年以上経ちました。その後、リストラや成果主義の導入と人材の流動化が一般化し、「終身雇用」は崩壊、「企業内労働組合」は組合加入率自体が下落して希薄化しています。では、「年功序列」はどうでしょうか。成果主義の導入やフラットな組織の登場で、「年功序列」も過去のものとも言われそうですが、実際は、バブル採用世代の高齢化、現場の複雑化、若年層の受け身化によって、伝統的な企業に留まらず実体化しているように感じます。

組織高齢化と熟達の困難化による実体的「年功序列」に留まらす、「終身雇用」の看板は降ろされたものの「終身勤務」という、流動化した若年層にとっては組織帰属の踏み絵、組織内における被雇用者同士の暗黙の合意、経営にとっては定年延長・再雇用という法制度による縛りという実態で進行中です。労組に換わっては企業内SNSというバーチャルな新しいアソシエーションが思いつきます。(どのくらい普及していうのかはよく知りませんが。)

このように、かつての日本的経営は、キーワードを変えながらも本質を維持したまま現代日本的経営へと変身しているのではないかと最近感じます。そしてそれらは、帰属による安定化、経験優位の社会的構成、重層的コミュニティ(アソシエーション)による組織階層といった変わりがたい社会構造が背景にありそうです。。


本質が残るのか