テレビCMでもおなじみビズリーチの社長さんが心臓発作で急逝されたそう、
この社長さんビズリーチ社の成長に大きな貢献を果たされたそうで亡くなる前には
一人ひとりの働き方に生涯寄り添い、サポートする存在に、というビジョンを掲げていらしたそうですキャリアの観点から見ればビズリーチ社が目指すのは転職支援サービスという求人求職の情報基盤だけでなく、
個人のキャリア開発に活かせる情報基盤とキャリア開発サービスの一体化であるということになるのでしょう。
転職支援と言うことはあらゆる求人に応じられる求職者の情報をデータベース化して求人企業に提供すること意味します。
求職者の待遇面での希望がわかる情報と経歴職歴や経験スキルなどが登録されているだろうことは想像に難くありません。働く人の網羅的な情報ですね。働く人の網羅的情報といえば、最近企業においてもデータベース化が盛んにおこなわれていますそれらは一般的にタレントマネジメントシステムと呼ばれ事業戦略に応じて活かせる人材を見つけたり投資を行って伸ばす人材を見つけることが目的となりますが実はタレントマネジメントは明確な定義がありません。
それは事業戦略という市場と企業経営文脈の中で必要とされる人に関する知識には文脈依存性があって、タレントマネジメントとはあくまでも概念的なメタファーだからでしょう。では知識を生み出す人に関する知識を生み出す情報で
キャリアは社会的枠組みの文脈でタレントマネジメントは経営戦略の文脈である。一環汎用情報と専用情報の違いである両者の違いは決定的だけどそれだけなのでしょうか
さて認知科学においては知識に関する重要な指摘が為されています
身体 を 介し た さまざま な 感覚 経験 の 記憶 が、 一般性、 関係 性、 場面 応答 性 を 備え た 知識 として「 構築」 さ れる の だ。
鈴木宏昭. 私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化 (ちくまプリマー新書) (pp.44-45). 筑摩書房. Kindle 版.
つまり認知科学の知見から言えば求職求人のDBもタレントマネジメントも人に関する知識としては決定的な問題を孕んでいると言わざるを得ないのです。
僕はおよそ20年間人に関する知識を情報として扱う仕事をしてきて、アリとあらゆる種類の人に関する情報を扱ってきました。
流行り言葉で言えばHRテックのデータサイエンスをしてきたのです。
そしてそのその時々にぶつかった巨大な壁はこの指摘に全て集約されます。
結論を一言でいってしまえば、情報はもとより、データサイエンスも知識では無いということです。そしてキャリア形成が発達のプロセスであるとすれば、キャリア開発支援というサービスも虚構であることになります。
ビズリーチのようなダイレクトリクルーティングサービスが言うキャリアインフラとは、
前述した著書の認知科学と創発の観点から言えばどうなるのだろうか
著書の中で創発と言う言葉は以下のような意図をもって使われている中枢の命令によらない要素同士の相互作用の集積によって、全体として特異的なシステムが生み出されるというのが創発という言葉の肝となる。認知的変化というのは、そういう創発過程なのだということを本書で明らかにしたいという次第で、創発という言葉が出てくる
つまり働き方に生涯寄り添い、サポートする存在によって起こらないのが創発なのである。
一方でデザインとは夢を実現するためのプロセスだから、プラットフォームによって利用者に夢を持たせることには効果があるだろう。
キャリアを夢見る私を想うことには有効だけど、学びや学習がそれに故に起こることはない。
学びや学習は本人の認知的変化だからなのであり、あくまでも主体たる本人次第なのだ。デザインと創発は言い換えれば夢と現実の決定的相違のことなのである
















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