2018年2月1日木曜日

意図を知ることの難しさ

以前、マーケティングの仕事をしていた時、問題になったのは、消費者は自分の欲しい物を知らないと言うことだった。

目の前に商品があれば、欲しい、欲しくないは判断できるのだけど、今は存在していない商品で、どんなのが欲しいですかと聞いても答えられないのだ。

でもそれは当たり前で、具体的な要不要が消費活動であるのに対して、欲しい物を考える事は生産活動だからね。

だから、どんな物なら欲しいですか?と消費者に問う事は、マーケッターが自分の欲しい物を考えることと大差ない。

スティーブ・ジョブズはいわゆる消費者のニーズ調査を嫌っていたと記事で読んだ記憶があるけれど、ソニーのウォークマン同様、自分の欲しいものをまずは言葉に出来る事って実はすごいことなのだ。

で、ね。要は自分自身の意図を知ることは易しくないよね。

だから、他人の意図を知ることはもっと易しくない。

もっと言えば、「意図を知るため」には、まずは出来るだけ多く自分の意図を言葉にし続ける必要があるのだろう。


モヤモヤ