2013年2月28日木曜日

芽を踏みつけるもの

自分の体験談ですが、新しい会社で勤め始めて間もなく、必ず想いを挫く出来事がありました。新卒で入った会社では、社内旅行での酔った上司のしつこい説教、中途で入った会社では、貢献意欲に対する横槍がそれです。タイミング的には以下のような感じです。

1.不安な気持ちで入社
2.すこし慣れて周りが見える
3.こうしたら良いのではないかと想う
4.その想いを言葉や行動にしてみる
5.想いを挫く出来事がおこる

5は1から半年後くらいでしょうか。

5のことをクリティカルインシデントと呼びます。

会社と言う組織に入って会社色に染まっていく過程を組織社会化と呼びますが、クリティカルインシデントは、その後の行動に大きな影響を与える出来事です。

たとえば、私はその一撃で貢献意欲が吹っ飛びました(そのときは言われたことだけやろう・・・となった)。

クリティカルなので、本人にとってちょっとした出来事では済まないことです。

これは排除すべきプロセスなのでしょうか?

麦は、強く成長するために踏みつけます(麦踏み)。
踏まれた麦は、エチレンを出して自らを強化します(強くなる)。

人も、組織の中で成長するためには挫けるプロセスが必要です。
ただ人によっては挫けた後、自らを強めるのでなく、自己限定的になり問題を回避するようになってしまいます。変えられない過去によって未来が閉塞している人は後者のパターンだと思います。
(もちろん、本人の問題だけでなく、挫く出来事の大きさにもよりますね)

人は麦のように均質ではありませんから、人を受け入れる側(踏みつける者)は5に関して、ちゃんとデザイン(方法と結果を考える)し実践することが重要だと思います。特に、多様性を大切にするのであればなおさらです。

受け入れる側が自分のスタイルや割り切った方法論(あるべき論)で踏みつけると、本当の事故(インシデント)になってしまいます。


サクラはまだかいな