2015年3月31日火曜日

結論と理解の狭間にある死の谷

以前、茂木健一郎さんがパネルディスカッションの後の質問に、「強度が違う」と怒り、嘆いていたことがあります。

集う人には、同じ強度で場を作って欲しい。

この気持ちはとても共感します。

例えば、様々な事例を通してその背景にある考え方を伝えようとプレゼンを行っているのに、事例のひとつの要素に執着されてしまう。

伝え方の拙さもあるのですが、残念な場面の一コマです。

この状況は、ゴールとして設定している話の結論の延長に議論や対話があるのでなく、話の前提の「理解」が合っていないことに原因がありそうです。

つまり、どんなにプレゼンを丁寧におこなってもダメなわけです。

前提には、1.上級、中級といった知識・経験・思考のレベル感2.性格特性(思考の癖)、3.場に対する思惑、4.レイアウト、5.時間管理があります。

人づくりの要素と場所づくりの要素ですね。

そして、前提の理解における人づくりの要素が無い場合におこるのが狭間への滑落事故です。

特に前提の理解が合っているという幻想が、滑落事故を引き起こします。思考の癖という落とし穴もあります。

また、前提の理解を揃えるのは誰なのかということもあります。これは、場に集う者、相互が意識すべきことだと思うのですが、実際は一方通行となることが多い様です。

ところで、タイトルで「死の谷」と表現したのは、なかなかこの谷を這い上がるのは難儀だなーと思うからです。

ちなみに、私が狭間に落ちたときは、自分の結論を捨てることを試しています。
それが正しいのかはわかりません。


もうぼろぼろ