社内外の相手から「何を言っているのかわからない」とか「筋が通っていない」と思われてしまうことはパフォーマンスの低さに直結するのだ。
もちろん、情緒的な会話が必要な場面や、ひらめきの瞬間、対話を行う場合では別。
要はTPOなのだけど、ロジカルに会話をするにはどうしたら良いのだろうか。
方法を整理してみよう。
1.まず問題を明らかにする
ロジカルに伝える必要がある場面の多くは問題解決の状況だ。その問題が誰の問題なのか、なぜ問題なのか等、問題を定義する必要もあるのだけれど、とにかく「○○についてですが」と問題にフォーカスをあてている事を相手に伝える必要がある。
質問から会話が始まっている場合は、相手の質問を繰り返したり、言い換えたりする事で問題の輪郭を明らかにすると良い。
一方、NGは問題を感じない鈍感さがあり、延々と状況説明を展開し、自分の感情を織り込んだ会話だ。
聞いている方は、問題意識の欠如や事実なのか思考なのか気分なのかわからず問題を前にしてモヤモヤ、イライラする。
2.問題の原因、理由を分解して抜け漏れのない構造にする
ロジカルシンキングでは、原因、理由に抜け漏れがない(MECE)ことが重要だけど、会話の中で瞬時にMECEに構造化することは困難だ。だから、会話を通じて抜け漏れを無くす必要がある。その際、相手の力も借りる謙虚さが大事だ。
NGは、原因、理由の断定だ。
「ちょっと待て、それは君の見方だろ?」と言われるのがオチだ。
3.目的とセットで解決策を提示する
ドイツ語には行為だけでなく目的も一緒に描写する特徴があるらしいが、問題を解決するという行為は1つだけじゃない。なぜ、その解決策を選んだのか目的とセットにして話す事で聞き手は問題解決にフォーカスする事ができる。
NGは、目的を違えた飛躍した解決策でロジックを壊す事だ。
せっかくのロジカルな会話でも「何のために解決するのか」が抜けた瞬間に迷走が始まる。一方、の目的が違うことに気づくのがこの瞬間である事も多い。
4.説得の場面では態度と話の構成に気をつける
誰かを説得するときは、事前に十分検討と計画をたて、ロジカルに話を展開する必要があるが、それだけでは不十分だ。聞き手に話し手の自信や公正さ、話の明確さ、妥当性、信頼性を的確に伝えなくてはならない。
NGは、話の中身を疑わせるような素ぶりを話し手が見せる事だ。
ロジカルに伝える話し方は、ロジカルな人の話し方を真似る事が早道である事も少なくないが問われるのは話し手と話の内容の両方である事を忘れてはいけない。
ロジックで武装する