2018年10月31日水曜日

速さで勝ち抜く、深さで勝ち残る 相反する戦略の行方

今日、会社で「あるべき人材像」の議論をしていて、とても面白いことに気づいた。

それは、行動指針を討議していたときなのだけど、応答の良さと思考の深さの相反性だ。

例えば、会議を行なっている際に、レスポンス良く発言をすることは「応答の良さ」だよね。

会議でなくても、飲食店などに行ってオーダーをしたいときの「応答の良さ」はその店の評価ポイントになる。

一方、よく考えて自分の考えをまとめるには時間が掛かる。

相反性があるのは当たり前なのだけど、結構、両立させようとしてはいないだろうか。

もちろん、両立させる方法が無い訳では無い。


「応答の良さ」が、「思考の浅さ」であるとも言えないけど、思考が深くなれば即答は減る。

こう考えると、スピードを求める場合、あーでもない、こーでもないと考えていては始まらない。

だから、誰でも行き着く結論に素早く到達することが大切になる。

それが「論理的思考」だよね。

スピードに思考の深さを伴うには、決まった答えにたどり着く方法が決まっていれば良いのだ。

でも、思考の深さが他とは異なる結論に至るものであれば、「論理的思考」は適切じゃ無い。

Think different.

これは、アップルが倒産寸前から立ち直る時のメッセージだ。

誰でも行き着く同じ答えではなく、誰もが行き着かない異なる答えを出すことで、今日のアップルは唯一無二のポジションを得たのかもしれない。

勝ち残りを賭けて、誰よりも早く、誰もがたどり着く答えに到達しようとするのか、誰もたどり着けない答えを考え抜いて勝つのか。

この2つの選択も相反していることを忘れてはいけないのだろう。


速いわ