2020年5月2日土曜日

さあ、遊ぼう 抑鬱に飲み込まれないように

僕はブログで何回か「遊び」について書いたことがある。

その際、僕が引用した「遊び」の定義は、「人間はなぜ遊ぶのか」M・J・エリス P36から、
遊びは、その活動そのものに内在する報酬を求める以外に、どんな動機によっても動機づけられない。
である。

さて、NHK BS1で放送した
「遊びの科学」 (The Power of Play) Tell Tale Production 2019カナダ
という番組を観た。

番組冒頭で

心が折れるより
骨が折れたほうがまし
マージョリー・アレン

という一文が紹介され、以後「遊び」が生き物にどんな役割を果たすのかが紹介される。

遊びは体だけでなく脳も鍛える
スチュアート・ブラウン

番組の主題はこの遊び研究の大家の言葉に尽きるだろう。

また「生き物」は人間に限ったことではない。犬などはもとより、蜘蛛や水蛸まで「遊ぶ」というのだ。

動物行動学者ゴードン・バーグ・ハートは遊びを測定するために、

遊びの5つの条件

  1. 行動に明確な理由がない
  2. 何度も繰り返す
  3. 時に大袈裟
  4. 自然発生的
  5. ストレスがない状態で行われる

を定め、何かを調べるのが探索、それを使ってするのが遊び、と言ったように区分けして研究を行い他の研究者もそれに沿って多くの研究成果を集める中で、爬虫類はそれ以外でも遊びが観察されることを発見している。

この5つの条件は、エリスの定義より観察に適している。

人間もこれを当てはめて観察することができるかもしれない。

逆に、明確な理由、限定的、理性的、意図的、ストレス負荷がある、場合は遊びとは言えないのだろう。

これによって遊びと勘違いしていたものも浮き上がってくる。

遊びの反対は仕事ではない
抑鬱である
ブライアン・サットン スミス

番組の後半で紹介された心理学者の言葉は、僕たちが抑鬱されている時こと遊ぶことを思い出すべきであることを教えてくれているのかもしれない。


遊び ちう