2026年10月9日金曜日

6MoN。たった6問、60秒。内省と対話を促す、見える化の特許技術

「6MoN(ろくもん)」は、「たった6問、60秒」で、個人や組織の「行為選好(その場での選び方・動き出し方・関わり方)」を可視化し、内省と対話を促すための心理コンパス・人材開発メソッドです。

従来の性格診断や適性検査のように人を固定的なタイプに当てはめたり評価・分類したりするものではなく、「その文脈で、いまどのように動こうとしているか」という「選び方(ミニマルセルフ)」を映す鏡として機能します。その結果をもとに対話(問いかけ)を行うことで、過去・現在・未来をつなぐ「自分の物語(ナラティブセルフ)」を前へ進めることを目的としています。

1. 主な特徴と基本概念

  • 診断ではなく対話・問いの入口

    • 「あなたはこういう人です」と断定・評価するのではなく、「この場面では、こういう選び方が立ち上がっているように見える」という見立てから、対話や内省を促します。

    • 回答内容の理由(なぜそれを選んだか)だけでなく、行為不選好理由(なぜ反対側を選ばなかったのか)にもその人の物語が現れます。

  • 4つのワールド(行為選好の方向性)

    • A:アクティブ(動く・始める・突破する・素早く決める)

    • B:コラボ(聞く・つなぐ・協働する・関係性を整える)

    • C:エシカル(守る・整える・責任を持つ・意味や正しさを大切にする)

    • D:インサイト(考える・探究する・見立てる・別の可能性を見つける) ※いずれのワールドにも優劣はなく、文脈に応じてバランスよく選び直せることが重要とされます。

  • 「選び直し」の余白をつくる

    • 人格そのものを変えるのではなく、立ち止まって(Veto)「別の選び方はできないか」と気づき、より良い動き出し方・関わり方を選び直せるように支えます。

2. 特許技術・情報処理アルゴリズムとしての側面

6MoNの裏側には、選択データを多次元ベクトル空間に変換・可視化する情報処理アルゴリズムの特許技術が用いられています。

  • 心理ツールではなくベクトル変換技術

    • 6つの対対立設問への選択(方向+強度)を数理的にベクトル空間へ写像・合成し、その時の選好位置(あるいは時系列の変化)を算出します。

  • 設問設計の数理モデル

    • カテゴリ数(空間の次元数) $k$ に対し、設問数は $\frac{k(k-1)}{2}$ の公式で導出されます。4つの領域(四角形 $k=4$)を可視化する場合、設問数がちょうど 6問 に決定されます。

3. なぜ60秒で信頼や絆(対話)が生まれるのか

6MoNが短時間で組織やチームの対話を深める背景には、以下の心理メカニズム(絆強化モデル)があります。

  1. 評価脅威の低減:採点や優劣評価ではない「鏡」であるため、心理的リスクなく安全に本音(自己開示)を話せる。

  2. 「見てもらえた」「理解された」感覚(Feeling Understood):相手に問いを通じて注意を向けられることで「見てもらえた」と感じ、相互理解と信頼が生まれる。

  3. ジョハリの窓・差異の発見:「自分から見た自分」と「他者から見た自分」のギャップが対立ではなく「なぜそう見えたの?」という興味・対話のきっかけになる。

4. 企業・組織での活用価値

  • 組織開発向け:「表情が変わる。だから、関わり方が変わる。」(関係性や対話のアップデート)

  • 業務推進向け:「判断が変わる。だから、仕事の進め方が変わる。」(意思決定や動き出しの改善)

大がかりなエンゲージメントサーベイや評価制度のような「重さ・やらされ感」がなく、現場でチームメンバー同士が短時間で互いの関わり方や判断の軸に気づき合える「軽量な対話ツール」として活用されています。