物語りには私達の意識のみならず行動までも変容する力があるがそれは誰かの物語りではなく私の物語りである実はそのことを誰よりも自分自身が良く知っていて私たちはあらゆる瞬間に物語を創発するのであるその代表例が鏡である私たちは鏡を見た瞬間にいまここの自分だけでなく過去、未来の物語りを創発する。その実例が、かのスティーブ・ジョブズ氏だ
スティーブ・ジョブズ氏は毎朝6時に起き、家族が起きる前の時間を大切にし、その後、鏡に映った自分に「もし今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることに心から満足できるだろうか?」と問いかけるのが日課でした。この問いかけで「ノー」と答える日が続いた時は、何かを変えるべきだと考えていました。
彼は鏡を使って物語を創発し自らを変容させていったのだ。重要なのは鏡ではなく物語りの創発とその力を活かす態度なのである。しかしこれはスティーブ・ジョブズ氏が特異だったわけではない鏡を見て化粧を変えたり髪型を工夫したりするものだその瞬間皆今日一日の物語りを創発している。スティーブ・ジョブズ氏が優れていたのはその物語の力を活かす態度なのである。創発の内容は意図不在還元不能だから真似できないが物語りの力を活かす態度は誰でも真似できる
要するに
誰でもあらゆる瞬間(例えば鏡を観た瞬間など)に物語りを創発する力を持っている
物語りには自分を変容させる力が宿っている
その力を活かすか否かが貴方がスティーブ・ジョブズ氏になれるかなれないかの分かれ道なのである。
但しスティーブ・ジョブズ氏は罹患後に民間療法に傾倒したことを後に悔やんでいたように物語りを活かす態度が必ず幸せな結果を齎すとは限らないことも忘れてはならないようだ。