組織をマネジメントする立場においては、ジグソーパズルのように個の強みを組み合わせることが出来れば組織力が高まるはずです。
しかしながら、「人」は場所が決まっているピースではなく、どんな場所にも嵌り、場所によって大局的な役割を生じる「碁石」のような存在と考えられます。ただし、「碁石」のように全てが同じ規格的な存在ではありません。各人には個性があり、役割を果たす上で強みが活かせると打ち手以上の貢献が生まれるのです。
一方で、役割を果たす強みが足りないと手詰まりを起こします。
では仕事における役割とは何でしょうか。碁盤を念頭に4つの角に例えて考えてみました。四方位でも良いかもしれません。
1.処理操作:器用に正確に素早く事物を取り扱う
2.企画連想:物事の発案、応用、転用をおこなう
3.対人疎通:人と通じ合う
4.全体俯瞰:自身の客体化も含めて事態を見通す
さて、全ての人はこれらの役割において強みをもっているのですが、強みの程度によっても置かれる場所が違って来ます。重要な局面や、挑戦的な局面では明らかに強みのある人材が陣取る必要があります。
あらゆる仕事には空間的行動と時間的行動が伴いますから、5W1Hの整理が生じます。その1例がスケジューリングですが、そこで必要なのは全体俯瞰です。つまり、全体俯瞰の強みを持った人材がその仕事を陣取ると期待以上の貢献が生まれますが、全体俯瞰が強くないひとには重要なスケジューリングを任せることが出来ません。
さらには、強みは伸ばすことができますし、弱みを克服することもできますから、マネジメントとは、そもそも固有の強みがあって、さらに刻々と変化する碁石で仕事の陣取りをするようなものかもしれません。
陣取る
