2016年2月16日火曜日

人事で企画ができる人はなぜ足りないのか

仕事をしていると人事で企画ができる人が欲しいという話を部門長の方から聞くことがあります。

なぜ、人事で企画ができる人は足りないのでしょうか。

結論から言うと、そもそも人事に向いている人には企画が向いていないからで、その壁を乗り越えた人は少ない、ということだと思います。

もちろん、そう言う根拠があります。

人材データ分析から見えて来るのは、人事の仕事で重要なのは、「処理・対応力」「対人折衝力」です。

一方、企画で大切なのは「前例ない課題に取り組む力」「企画やアイデアを生み出す力」です。

人事の仕事で発揮される能力がネガティブに働くと「自分が優れていると思い込んでしまう傾向」「他者を攻撃してしまう傾向」「他者のせいにしてしまう傾向」が現れます。

企画の仕事で発揮される能力がネガティブに働くと「社会的内向性」「陰鬱な性格」となります。

つまり、自意識高く目の前の事を処理する人材と、時に内向的ながら新しいアイデアを生み出す人材は、対極的なのです。

この壁を乗り越える人材とは、どちらかに軸足を置きながら、対極で求められる能力を学習によって獲得した人です。

そこには、正しい自己認識と課題克服への努力、鍛錬が必要とされます。

自分に対する課題の生成と解決への取り組み。
このメタな学習を内発する人は多くない。

これは、人事で企画できる人がなぜ少ないのか、という問いの答えと言えるのではないでしょうか。


葉数は足りてる?