2021年1月16日土曜日

死闘のデザインとその果てにある創発

 季節外れに暖かい土曜日の午後、僕はステイホームで録画したビデオを観ていた。

1月11日に再放送されたNHKスペシャル「死闘の果てに 日本vsスコットランド」だ。

そう、1昨年行われたラグビーワールドカップ、日本対スコットランドの試合を関係者の証言をもとに深堀した番組である。

まあ、日本人にとっては気持ちの良い試合であり結果だったけどいろいろな心理が働いたらしい。

心理は観てもわからないので当事者の声を聞くと「ああ、そうだったのだ」と気づくことが少なくない。

さて、どのような試合でもそこには「相手に勝つ」というルールが埋め込まれている。

このルールに反することは八百長でありペナルティが待っている。

そこで試合に参加するチームには勝利へのデザインがある。

その中でも勝つことが難しい相手であれば必死に戦う、死闘のデザインがある。

日本にも、そしてスコットランドにもそのデザインがあった。

デザインとは「夢を実現するためのプロセス」だから、準備、作戦、戦略、駆け引きのプロセスが両チームにあったのだ。

日本チームのデザインは「same page」。

監督のジェイミー・ジョセフがチームに浸透させたデザインで、皆が同じ絵を観ている状態で各自がそれぞれの役割を果たしきるといったことだろう。

それを過酷なトレーニングと本戦のプレッシャーで実践した選手はすごいよね。

で、ね。残り25分のなかで両チームの選手とも、苦しさと同時に楽しさを感じていたそうで僕のようなにわかファンもおおいに感動させてもらえたけど、これはもう死闘のデザインの先にある創発以外のなにものでもないよね。


創発とは何か