2021年1月23日土曜日

組織の企みと人の想い

僕は今日、テレビで昨年末に放送された実物大動くガンダム製作の話を観ていた。

これまでも実物大ガンダムは作られてきたけど動くものは初めてらしい。

ニュースでもタイアップCMでも大々的に放映されているのできっと多くの人が知っているよね。

僕はマジンガーZ世代で、ガンダムと言えば「親父にもぶたれたことないのに」のやつでしょ?みたいにちょっと斜に構えてしまう。

要するにちょっと世代がずれているのだよね。

放送の中では三人のキーパーソンが登場したけど、おそらく皆、僕よりも一回り下の世代だと思う。

さて、三人のなかでも動くガンダムを設計した人はプロジェクトのリーダーだ。

大手建機メーカーで働くその人は将来を嘱望されている超優秀なエンジニアに違いない。

この動くガンダムのプロジェクトは国内トップ企業複数社が持てる技術を持ち寄って取り組んだらしい。

参加企業は話題作りだけでなく、きっとメンバーがプロジェクトから往還した際に社内にイノベーションが生まれることも期待していたのではないだろうか。

ところが、リーダーの人は会社を辞めてしまいプロジェクトに全精力を注いだらしい。

送り出した人たちにとっては、「えっ?」だったのではないかな。

わかっていればプロジェクトに送り出していないのに・・・とね。

一方、当人にとってみれば40年前からの想いであり、さすがに悩んだろうけど決断に躊躇いはなかったように感じられた。

伝統的に、市場では相手(顧客)を100%制御することはできないという前提で戦略を立てます。一方で、組織内では100%物事をコントロールするという前提の戦略を立ててしまう。伝統的な組織内部のスタッフとして働く人材育成担当者は後者のやり方に慣れていますが、組織の活動がオープンになっていく今日の状況では、社員の行動は制御しきれないということです。

これは以前、法政大学長岡教授からお聞きした話なのだけど、まさにその通りだよね。

そして、伝統的な組織内部とは限らないことではないかと僕は常々思うのだ。


企みは通じない