人材においては3つの支援が必要だと言われる。業務支援、内省支援、精神支援である。
業務支援は業務活動のPDCAが回ってより高い成果が出るように支援することである。PDCAが回るようになった人材は熟達して一人前となり、今度は後輩を育成する人材になる、内省支援は仕事に限らずあらゆる経験から本質的意味を見出し新たな経験に実験的に踏み出す選択肢を生むことで。未来の可能性を広げるための支援である。精神支援は、そうは言っても溜まるストレスのガス抜きでメンタルを健全に保つための支援で。業務支援は主に職場の先輩が自分の体験を通して行い。内省支援は、人生経験豊富な上司が精神支援は、主に同期の仲間などが担うと言われているが今日ではメンター制度を導入する企業が増えている、内省支援においては 1on1やコーチングなどがスタンダードになってきた。しかし、企業業績に直結する業務支援はOJTという形で実施されるが支援者の苦労を観てキャリア像に否定的になる人材が増えてしまったのだ。これは職場全体への内省支援、精神支援が足りない中で業務支援を偏重してきた現場歪んだ人材育成の当然の帰結であると言えるのかも知れない。この歪んだ人材育成は社会的にも大きな問題となっている。教師のなり手が減っていくなど、そもそも育成すべき若手が集まらなくなるといった問題も、同質なのかもしれない。育成は業務力の弱い若手に業務力の熟達のためにするもの。といった偏重が巡り巡って将来の担い手を荒廃させていくのである。
