物語は人の心に届いてポジティブな感情に作用することが知られているそれゆ物語ナラティブに対する注目はかつてないほど高まっている、物語の特徴は語彙力の乏しい幼児であっても心に届き解きほぐす力(不安を和らげる)を持っていることと物語るという語りの心を整える力(心を開くことによる安寧)があることだ。つまり、物語は語っても聴いても心を健やかにしてくれるのだ、この聞き手、語り手の効果効能は組織の中で複雑化する人間関係において、聞き手語り手の役割を自然と作り出す、心理的安全性を求めるメンバーは聞き手にマネジメントやリーダシップの発揮が求められる上司は語り手になりがちだ。昔から、上司の語りを聴くのが部下の仕事担ってきた、逆に部下の語りを聴く上司は良い上司と捉えられたしかし、この聞き手語り手という役割分担は物語の一部でしかない。物語にはナラティブセルフというアイデンティティの認知という大きな要素があるつまり語るためにはアイデンティティが必要なのだ、職位によりアイデンティティが与えられている上司に対して部下は常に問われる存在である、が仕事における経験が無い実績が無い部下は常に不利な立場である。産業組織には、更に入社前の経験を白紙化する傾向、つまり、部下のアイデンティティを無効化し上下関係を強める力学が働いているのだ。新に平等な心理的安全性は平等なアイデンティティにのみあるとも言える、つまり聴くと語るの両立によってのみ存在するのである。要するに聴くだけ語るだけという態度はその人の人生への態度が現れてしまうのである。
