でも、問題なのは、抜け穴ではなくて抜け穴を使う人がいることじゃないかな。
例えば、かんぽ生命の事件であれば、法令や社内ルールを守らせない業績圧力が抜け穴を作り出し、それを使って不適切販売が組織的に行われていた。
つまり問題が生じる可能性は予見され、一応、対策もされていたのだけど、ザルだったのだ。
経営陣は対策をとった段階で抜け穴が塞がれているつもりだったのかもしれない。
経営陣はそもそもその抜け穴を使うことは無いダロウからね。
そして、カルロス・ゴーン。
企業会計の抜け穴を使って不正に報酬を得ていた疑いがあるだけでなく、司法制度の抜け穴を使って保釈され、出国検査の抜け穴を使って密出国と、もう、抜け穴街道驀進中である。
ゲームの世界には「チート」という言葉があって、提供されている正しい機能や使い方を用いずに問題解決するのは、正しい人たちを騙し、裏切る行為だ。
しかも利己的な問題解決であれば尚更である。
さて、インターネットセキュリティの専門家には、実はかつては優秀なハッカーだった人が少なくないそうだ。
つまり、抜け穴を良く知って利用していた者であれば対策も強力なのだろう。
そう言えば、カルロス・ゴーンの密出国を手助けした元グリーンベレーも空港セキュリティのコンサルティングをやっていたとか。
で、ね。”蛇の道は蛇”よろしく、「えー、そこまで必要なんだ」と思わせる人は、かつてその抜け穴を通ったことがあるのかもしれないね。
抜け穴がある