2020年11月27日金曜日

群れない美学

悴むだ命でこそ
成し遂げた結果が全て
孤独とは言い換えりや自由
黙って遠くへ行こう

獣行く細道 椎名林檎 より

椎名林檎さんの歌詞はちょっと古い言い回しの中にエッジが効いてい、て一度耳にしたらまたじっくりと歌詞を聞きたくなる。

ここ数年、NHKの紅白歌合戦で見せるパフォーマンスは抜群だ。

その中に宮本浩次さんとのデュエットする冒頭の曲がある。

さて、この歌詞には群れない生命の美学が潜んでいるように思える。

僕たちが「群れる」のは生存戦略だ。

カントは自由意志を社会全体における「意志の調整の最適化」とした。

群れる僕たちは自分の自由意志を「人の迷惑顧みず好きなことをする自由」ではないと釘を刺した。

要するに「群れの中の自由」には社会の枠という前提があるのだ。

で、ね。「孤独とは言い換えりや自由」は社会の枠とは何かを問うていて、僕がこれまで仕事で演繹的にも帰納的にも向き合ってきた一番大きなテーマ「個と組織」における「個」の在り様を本当に良く表している曲だと思うんだよね。


犬行く細道