2026年8月20日木曜日

データサイエンスのタイミングが教えてくれた。ー人生の航海は楽しむもの

 私の後期キャリアの多くは、データサイエンスと共にあった。 掲載した「キャリアの航海図」で言えば、右上に位置する領域だ。

それゆえ、脳卒中からのリハビリテーションにおいても、データサイエンス的なアプローチを採ることが少なくない。タイムを愚直に計測するといった入門編から、iPhoneの加速度センサーでデータを緻密に解析する応用編まで、リハビリの現場にもデータサイエンスは十分に投入できる。

さらに「AI」という新たな道具の登場は、データサイエンスを限られたスキルやツールの枠組みから解放し、より身近で手ざわりのある「日々の知恵」へと変えてくれた。

しかし、データサイエンスがあまりにも手軽で身近になったからこそ、落とし穴もある。どんな場面でもついデータを解析したくなってしまうのだ。

時には、データを測ることを一度忘れ、リハビリそのものを純粋に楽しむことも大切ではないだろうか。そんなことを気づいた日があった。

振り返れば、これまでのキャリアでも「楽しむこと」を失っていた時期は、ろくな結果にならなかった。航海図の上で大きく旋回している場所は、打開しようと必死に舵を切り直し、かえって自分の進むべき航路を見失っていた時期だ。そして直近で言えば、まさに脳卒中で倒れた「illness(病)」のタイミングがそれにあたる。

それでも、人生は続いていく。 illnessの先にある「リハビリライフ」をより良く生きるために立ち上げたのが、この6MoNだ。

データに縛られすぎず、楽しむ心を忘れずに

これからも6MoNの社会実装という大海原へ向けて、航海を続けていきたい。