先日、僕が聞いた話なのだけど、大学新卒の採用面接で学生が「御社を私のファーストキャリアにしたいです。」と明るく自己アピールをしたそうだ。
採用担当者は苦笑せざるを得なかったとか。
正直で誠実なのかもしれないけど、社会人の基本を教え込んだらセカンドキャリアで次の会社、では何のための採用(人材投資)なのかと頭を抱えてしまうものね。
かつては中国でジョブホッピングが多く困っているという話があったけど日本でも会社の捉え方やキャリアの考え方が変わり、そうなるのかもしれないね。
さて、「ファーストキャリア 重要性 論文」でグーグル検索をかけてもそれらしいものは出てこなかった。
しかしどこかで論文を見た気もするのでひょっとしたら、あまりメジャーな研究成果が無いだけなのかもしれない。
ポテンシャル採用とOJT、ローテーションでの人材開発が主流の企業では、当人よりも企業側がファーストキャリアをうんと大切にして守り続けて欲しいのだろう。
一方、就職する学生にとって、最悪なファーストキャリアはいろいろあるけど、やはり人間性を手段にされることではないかな。
産業には常に生産性の向上へ資源を最適化する圧力が掛かっているとはいえ、それがハラスメントの温床になってはならない。
特に圧力に慣れていないファーストキャリアの未熟な社会人にとってはね。
正しい倫理感を持ち合わせれば、人間性を目的にする、つまり最後にはその人のありのままを尊重する立場になれると思うけど、倫理観が欠落していたらどこまでいっても代替可能な「人的資源」でしかない。
だから学生はワーストキャリアにならないために就活までに多くの経験から学び自らの倫理観を研ぎ澄ましてインターンシップや面接に臨むべきである。
こればかりは評判ではなく自分の肌感覚で見極めるしかないからね。