語り部は年寄りの役割だ。
積み重ねた過去を振り返ることができるのはそれなりの年齢になってからだからね。
だから物語はそもそも年寄りに有利なのだ。
では、子供や若年層にとって有利なことはないのだろうか。
そんなことはない。
夢語りは子供や若年層の得意技である。
例えば、10歳の子供が将来はサッカー選手になりたいと言っても誰もおかしいと思わない。
だけど、60歳の大人が将来はサッカー選手と言ったら誰もが大いに違和感を感じるだろう。
逆も然り、60歳の大人が過去を振り返って物語ることは街中の飲み屋の定番だけど、10歳の子供が学童クラブで人生を語るシーンは想像に難い。
これは僕たちの人生と時間軸を考えれば致し方ないことなのだ。
でもね、僕たちに感動を与えてくれる偉人たちって、すでに大きな物語がありながもまだ夢の途中に居るのだよね。
人の一生は有限だけど、人類の未来は無限だものね。
歴史の上に夢見る世界