いよいよ日曜日から3回目の緊急事態宣言が東京などに出された。
一年前と違って、短期集中で効果を出して経済への影響を減らす方針だけど、どうやら人々は思ったように行動していないらしい。
マスコミはやたら対象となる地域とならない地域の取材を行っているし、実際に川崎は都内から来た人で混雑したらしい。
小池都知事は「都県境は越えないで下さいということを申し上げている。しっかり守っていただきたいと思う」と発言したそうだけどこれでは効果はあまり期待できないだろう。
かつて、隅田川花火大会で橋の上に人が溜まらない流れを作るために「立ち止まらないでください」ではなく「次に良く見える場所はこちらです」という案内を行い効果をあげたそうだ。
そこには心理学の大家、故多湖輝さんが関わっていたと聞いている。
やはり、人に自制を促すには、押し付けではなく人の心理を理解し動機に働きかけることが大切なのだろう。
現在、心理学をベースに行動経済学とかいろいろな学問で様々な研究が活発に行われていると思うのだけど小池都知事の発言からそういった知性が感じられない。
なぜだろう。
もはやそういったことを検討する余裕もないほど切羽詰まっているなら、自制ではなく強制すべきだろう。
店舗、飲食店への命令がだんだん厳しくなっていることをみても、その方向に進むしか無いのかもしれないけど、結局強制、では寂しい限りだよね。
もっとも、これは日本だけの問題じゃないみたいだから、危機的状況において人をどう自発的に動かすのかは地球温暖化防止と同じくらい重要性をもって向き合わなければならない問題なのかもしれない。
流れ