和であったり村文化とかとかく同調傾向が強いと考えられている日本であるが教育がそのコンテキストをさらに強化している事は間違いないように見えるコラボ型の若者が間違いなく増加しているのである。個性尊重教育多様性が声高に叫ばれた世代であるにも関わらず自分の好きな事や強みを活かして自ら世界を広げる若者が間違いなく現れている一方でマクロで見れば過剰適応が増していると思われる。その背景には不安心理があることは間違いないだろう
「 何 を し たら いい か、 全然 わから ない」 「 これ では 駄目 だ という こと は よく わかっ て いる ん だ けど」 自信 も ない、 こいつ だけは 貫き たい という 情熱 も ない。 生活 的 には まあ まあ、 程々 の もの は 持っ て いる し……。 だらし が ない、 と 言っ て しまえ ば それ まで だ。 だ が 正直 に 内面 を さらけ出せ ば、 若者 たち に 限ら ず、 今 こういう ウツロ な 人間 が ほとんど では ない だろ う か。そこで ぼく は そういう 駄目 人間、 不安 で、 迷っ て、 自信 が ない、 何 を し たら いい のか、 てんで わから ない あなた に 提案 する。 自分 は そういう 人間 だ。 駄目 な ん だ、 と 平気 で、 ストレート に 認める こと。
岡本 太郎. 自分の中に毒を持て<新装版> (p.30). 株式会社 青春出版社. Kindle 版.
彼 に よれ ば、 現存在 は 自分 を「 自分 では ない もの」 によって 理解 し、 非 本来 的 に 生き て い ます。日常的 な 現存在 で ある のは 誰 なのか という 問い には、 それ は 世人( ひと) で ある と 答え られる。 この 世人 とは、 誰 でも ない ひと で あり、 この 誰 でも ない ひと に、 すべて の 現存在 は、〈 たがい に 重なり あう よう に 存在〉 し ながら、 みずから を つねに すでに 引き渡し て しまっ て いる ので ある。
日本放送協会; NHK出版. NHK 100分 de 名著 ハイデガー『存在と時間』 2022年 4月 [雑誌] (NHKテキスト) (p.43). NHK出版. Kindle 版.
こうした先人達の危惧は今だ以て社会を覆っているようでありむしろかつてよりも色濃くなっているようにすら思えるのであるもし色濃くなったのだとすればそれは学習効果であると考えられる。そうであるならば教育の無償化よりも教育の質が優先課題であることになる。
