といっても、ちょっと先の未来である「隣接可能領域」はある程度予測することが可能です。
つまり、大きな災害などがなければ、明日は今日の延長にあるのです。
これは、今日を良く知る者は明日も良く知るはずである、という思考を生みます。
ですから、株の相場であったり、サッカーの解説者であったり、人々はその道の専門家が予測する未来に確からしさを感じるのです。
このアプローチを使った未来予測の手法にデルファイ法があります。
専門家にアンケートを実施し、結果のフィードバックとそこからの予測を繰り返すことで無限の可能性を収束し、確からしい予測を立てる方法です。
この方法には2つのポイントがあります。
ひとつは、専門家が対象であることです。それは、先にも述べましたが、専門家は今日を良く知る存在です。
2つめはフィードバックを繰り返し、予測を収束するフィードバックループです。多数決ではなく、情報を構造化し焦点化すること繰り返すのです。
正確な未来を知るという正解のない問いに向き合うために、より確からしい情報を丹念に蒸留するわけですが、重要なことは、「答えを出す」ことです。
「答えを出さない問い」すなわち「不良設定問題」を解のある問題「良設定問題」に変えるためには、適切な条件を与えることが必要です。つまり、条件の与え方により解が生まれるのです。
真実を問う姿勢と解を出すための態度。デルファイ法に学ぶ大切なことです。
絵になっている・・・
