活躍している人は自然と目立つ存在であり、多くの人が知っているからです。
さて、活躍の仕方は千差万別ですが、経験則として活躍している人の中には、仕事への適正(適性+知識・経験)が高く能力発揮している人と、どのような環境でも経験から学びながら成長し続ける人が居るようです。
成長を続けるハイパフォーマーの特徴は、常に仕事の視座、思考、判断が自分の役割の1段上にあることです。
そのような人に対して周囲は、意図的に足を引っ張らない限りは、自然と上位の仕事、難しい仕事を任せたくなりますから、その経験がさらに人材を成長させることになります。
「上位の視点で仕事ができる」→「目立つ」→「まかせる」→「課題を解決する」→「さらに目立つ」→「成長が加速する」というスパイラルです。
年功序列や官僚的組織機構であるとこうしたスパイラルを生む経験が与えられることは稀ですが、実力本位の組織であれば、まず、目の前の機会を活かすことが成長への扉を開くことになります。
活躍している人も最初から活躍できるわけではありませんから、偶然訪れる最初の機会にどう向き合っていたのかがその後の能力発揮に大きな影響を与えるのですね。
例えば、バスケットボールでは、子供の時に他者よりもちょっとだけ背が高かったことで生じるわずかな有利さがその後の明確な上手下手の違いになるのと似ています。
さて、営利企業であれば組織におけるキャリアは、経営者が最上位になります。経営者は誰もが知っている目立つ、活躍することが宿命となっている存在です。
経営者にも、ハマり型と成長型がありますが、成長型経営者はどのような視座で仕事に向き合っているのでしょうか。
数多くの成長型経営者の中でも際立っているのが株式会社セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長鈴木敏文氏です。
大分前になりますが、前職ですでに大企業の社長であった鈴木氏に商品の売り込みで手紙を送ったことがあります。
バイヤーであれば無視するような手紙(実際、その後無視でした)にもしっかり目を通し、部下に確認を指示する態度には深い感銘を受けたことをいまでもしっかりと覚えています。
経営者にとっての一段上の視座とは何か?
その問いには、「できる成長型経営者は常に初心に立ち返る」という明快な答えがあるようです。
視座
