2013年7月26日金曜日

枠組みと自立の対立と統合

「うちの会社には戦略がない」

どこの飲み屋さんでも隣の席から聞こえてきそうな発言です。
「戦略がない」と言うのは、ほんとうにそうでしょうか?
例えば、会社の方針として、「これに力を入れよう」と決めたとします。思いつきでも無い限りそこには理由があります。もし、思いつきであったとしても、それは「直感」に従うという決めがあります。

戦略とは「枠組み」と「方向性」です。例えば、組織が、等級制度という「枠組み」と評価制度という「方向性」を持てば、すでに戦略的です。今、議論されている人事の戦略化とは、正しくは事業戦略化のことを指しています。つまり、事業における優位性を構築できる「枠組み」と「方向性」を人と組織において人事が担うものです。

さて、「戦略がない」という言葉には「会社の言う事には納得出来ない」という意味合いが多くの場合、含まれています。さらには、「会社が決めた事に従わない自由が自分にはある」という宣言でもあるわけです。

自分の事を自分で決めるられることを「自立」と言います。これは、正解の無い時代において強く求められる能力であり、今日の多くの会社で求められています。(昔は、「頭は家に置いて来い!」という会社が本当にあったそうです)

「枠組み」にただ従う依存関係、「枠組み」に逆らう対立関係、いずれもレガシーな人と組織の関係性です。そして「枠組み」の意味づけを行う自立する人と組織の統合関係こそ、今、ハイパフォーマーと呼ばれる人の特徴なのだと思います。

再び、飲み屋での会話です。
「私はどんなことでも会社の戦略に従います!」 依存関係
・・・離れられない関係ですね。

「俺は、ハイハイって聞くけどその通りになんてやりませんよ」 対立関係
上司がいないときに良く出ていそう。

「会社の戦略を使えば、こんな遣り方だってOKだよね(^^)v」 統合関係
目の前で言われたら惚れてしまいます。



対立関係っぽい・・・(;_;)