カラスがすべり台をすべったり、TVのアンテナで鉄棒の大車輪のようにぐるりと回ったりする映像がTVで流れていました。番組のなかでは、「なぜ、カラスはこのような行動をとるのか」という質問に、解説者の方は「ヒマになるとこのようなことをする。都会のカラスは食べ物に困らないので時間が余っている」とコメントされていました。
確かに、切羽詰まった局面では、なかなか「遊ぶ」ことは難しいです。その観点で言えば、カラスの遊びは暇つぶしということになります。
さて、ほかの番組では、生後3ヶ月の子猫が兄弟と遊ぶシーンが流れ、子猫の遊びには「力試し、狩猟、SEX」の3つのトレーニングの要素があるとの解説がありました。つまり、生き延びるための知恵を遊びを通じて学んでいることになります。
カラスにしろ、子猫にしろ、人間のような知恵を働かせて「遊び」を意味づけることはないと信じていますが、「報酬」を広く捉えれば、本能に従った活動においても、短期的には「活動そのものに内在する報酬」が存在していると言えるでしょう。一方でそれは、長期的には重要な生存の戦略なのかもしれません。
時間という余白があったとき、仲間がそばにいるとき、目の前に山と積まれた仕事があるとき、ふと生じる他からは報われない行為を大切にしたいです。
あそびなし