これには、情報機器やネットワークの普及が大きく貢献しています。端末のスマート化、ネットワークのクラウド化はその象徴でしょう。
そして、多能工化だけでなく、マルチファンクション化も進行しているようです。
全体を分割し役割を決めて担う際に、同じ業務の複数のファンクションや別系統の業務のファンクションを受け持つ形です。
こちらは、現場の人員が現状維持もしくは次第に削減されていくけど仕事は減らない状況で起きている現象であるようです。
さて、こうした変化は人材のマネジメントにどのような影響を与えるのでしょうか。
まず、業務管理の面では、ひとりひとりの仕事実態が見えにくくなります。どの仕事のどの部分を今、行っているのか都度、確認が必要になります。
次に、育成が難しくなります。与える経験もその他業務の中の一つに埋もれてしまうので集中的な関与ができません。
マネジメントにおけるスタイルの違いも問題です。
そこで、複数の人間が一人をマネジメントする場合、必然的に連携が生まれます。
働く人もお互いの役割や強み弱みを補完するために連携が発生し、活発に交流するようになります。
この状況を、人をノードとして考えると、職場内のネットワークで疎通が増える、つまりカオス化する傾向と捉えられます。
職場内で進むひとつの仕事はネットワーク上で自然発火するように現れ消えていくのです。
疎通が増え過ぎると本当のカオス(パニック状態)になってしまうのですが、カオスの手前にある秩序の領域を維持する機能が自然と発生するのも不思議な話です。
おはよう、世界
