未発見の微生物や難培養微生物、それらの遺伝子等の「遺伝資源」を環境中から取得する技術を開発 することが目的らしいです。
さて、遺伝資源は固体の一生を超えて長い期間作用する「遺伝子段階コミュニケーション」(E・ヤンツ)であり、「世代を越えたコヒーレントな進化を可能とする」(同)一方で、生態系は「遺伝情報のポテンシャルに腐心する情報システム」(同)です。
このように「ゲノム情報に基づいた未知微生物遺伝資源ライブラリーの構築」は未知の情報システムを探すプロジェクトと理解してよいかもしれない
また、この情報システムでは「原則的に言って、学習能力は神経系や脳を必要としない」(同)という指摘は、学習を「勉強や経験を通じて行うもの」という私たちの思い込みを正してくれるものでしょう。
組織の中の人も「遺伝子コミュニケーション」を担う一員です。遺伝資源として、個人の情報を高度に収集、分類、解析することで人中心の組織が実現する可能性はあるのでしょうか。
人の能力発揮の複雑さやコラボレーションにより創発する新たな価値を考えるに、可能性は大きいと思います。
コミュニケーションが続く
