例えば、「営業」において、初期接触から受注までのプロセスは意図的、意識的であり目標を達成するためのデザインが内包されています。
また、「ソフトウエアプログラム開発」においても、プロジェクトマネジメントだけでなく、コンサルティングなどの上流工程から保守・運用に至る全体を通して目的を達成する観点で、デザインが重要です。
さて、いきなり結論なのですが、「仕事のデザイン」において重要なのは詳細化された具体的な記述です。
「誤解やズレを生まない誰にでもわかる記述」という意味です。
というのも、新しい企画であっても、日常的な業務であっても、イメージで語られることが多く、その結果、問題や課題を見えなくしていくからです。
また、記述はただ細ければよいわけではなく、全体感、あるべき姿や目的、達成したい(された)状況を反映したフラクタル(部分と全体の自己相似)な状態でなければなりません。
ココイチの「廃棄カツ横流し事件」は良い例です。
異物混入した可能性のある商品は全て廃棄する→アルバイトの方がスーパーで売られているカツに違和感を持ち本社に連絡する
といった具合に、工場というスケールでも、個人でも食の安全に対する意識に相似性が感じられます。
一方、この反対の事件も多くあります。
宣伝ではやたら安全・安心をうたっているのに、実際は不衛生な工場で作った食品を売っていたケースもありました。
こうしたフラクタルな構造は、仕事の質を高め、価値を生みだしますから、それをデザインし、詳細に記述することを経営者は忘れてはならないならないと思います。
植物はフラクタルに出来ている
