この3つの違いを知ることは結構、大切だと思う。
なぜなら、混同することによる問題も少なくないからね。
ナレッジは、暗黙知を形式知に転換するナレッジマネジメントを見てもわかるようにそもそも人に帰属し共有し難いものだ。
一方、ノウハウは特定のチーム、集団、組織に帰属する。
例えば、強いサッカーチームには、効果的なトレーニングで選手を鍛えたり、試合で相手チームに勝つためのノウハウが蓄積している。
少し言い方を変えると、ノウハウを保有する集団に帰属しないと価値を発揮出来ないものでもある。
そして、スキルは誰でも一定の努力で獲得できるし、獲得の状況を測定でき、組織やチームが変わっても同じレベルで力を発揮する技能だね。
スキル教育を行ってもノウハウは身につかない。
スキルは、「Aの次はBをする」と記述されるのに対して、ノウハウは、「Aの次にはBかCがあるがこの場合はCを選んだ方が効果的だ」と状況に応じた選択を支援する知恵として記述される。
同様に、ノウハウを伝授してもナレッジは生まれない。
ナレッジは、例えば「良い選択とは、結果に対して最も効果的、効率的な道を選ぶことでなく、これまでに選ばれていない新たな道を生み出すプロセスである」のように、「意味」として記述され、物事の見方を変え行動の幅を広げる。
どう変え、どう広げるかは人それぞれだ。
言い換えると、「スキル=こうする」「ノウハウ=私たちはこうする」「ナレッジ=それで、私はどうするのか」だね。
スキル=転がるボール ノウハウ=皆で獲得 ナレッジ=寄せ集まっても気づくのは個々
