2018年1月22日月曜日

リーディングスキルとスローリーディング

先日行ったセミナーで、登壇者が教育の政策を立案する文科省の役人には現場で本当に困っていることが理解できないと、役人を前にして熱弁していた。

多くの中高生にリーディングスキルが不足しており、ゆえに教科書を理解できない、そして理解できない教科書を用いてさらに学力格差が拡大しているといった仮説、検証そしてその改善に取り組むにあたって、そもそもリーディングスキルを有し、教科書や授業を理解できてきた高学歴の役人には「見えない」のだ。

灘校の橋本先生が「銀の匙」だけを教材に3年間かけて読むスローリーディングを通じて、滑り止めの学校から社会で活躍する人材を数多く輩出する学校に変えた話は「奇跡の教室」としてとても有名だから、仮説の信ぴょう性は僕はかなり高いと思う。


こういった類の話はたくさんある。

「そもそも」が理解できていない。

で、ね。「そもそも」の理解には個人差があるから、学校や社会では「そもそも」に合わせて教育、指導、育成がなされ啓発と気づきがあるものなのだけど、「そもそも」を理解していない指導者では啓発も気づきも与えられないし、「奇跡の教室」のように時間が必要だよね。

企業も、優秀な人材を輩出しようとするなら、優秀な即戦力人材探すより、徹底的に時間をかけて「そもそも」が理解出来るように関わる必要があるのだろう。


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