2018年1月27日土曜日

手順を変えるには繰り返しと上書きが必要

僕たちに何をするにも自分なりの手順を持っている。

例えば、お風呂に入る時どこから体を洗うかとか、湯船には右足から入るとか左足から入るとかね。

僕は専門家じゃないから、それらの行動の順番がどのようにして決まるのか知らないけど、筋肉のつき方、利き腕や利き脚、それと風呂場の構造などが影響しているのかもしれない。

もちろん、自分なりの手順はお風呂に入る時だけじゃなく、仕事や生活のあらゆる場面にあるよね。

そして、他者から見るとなんだか変な手順なのだけど、本人にとっては自然であることも少なくない。

だから、何らかの手順を覚える、と言うことは、自分の手順を捨て、新しい手順の型に嵌ることでもある。

例えば初体験のことであれば、捨てるものが無いのでそれほど難しく無い。

僕が中学生の時、弓術部に入って、射法八節と言うのを覚えた。

足踏み(あしぶみ)、胴造り(どうづくり)、弓構え(ゆがまえ)、打起し(うちおこし)、引分け(ひきわけ)、会(かい)、離れ(はなれ)、残心(ざんしん)と一つ一つの型と順番を身につける事に何ら違和感はなく、下手なりに、ではあるけどやがて無意識に手順をなぞることが出来るようになった。

でも、もし僕が違う手順をすでに身につけていたら、戸惑ったかもしれない。

仕事の手順も、実は、多くが無意識の手順に影響されているのだろう。

だから、新しい手順、正しい手順を身につけるには、それまでの染み付いた手順を捨て去り、初心に戻って習得するのが良いのだけど、染み付いた手順を捨て去ることはなかなかできないから、新しい手順の習得で染み付いた手順を上書きしていく事になる。

また、気を抜くと染み付いた手順が顔を出すから、自分の手順をしっかりセルフモニタリングする必要があるよね。


「しもしも」