「藤本繁蔵」と言う30年前に亡くなった伝説のすし職人の話だ。
この伝説の職人が作ったのが「おまかせ」だ。
寿司屋で最高の贅沢はカウンターで「おまかせ」を味わうことだけど、なぜ「おまかせ」が贅沢なのかあまり考えたことがなかった。
値段がわからないものを頼むからではなく、技の極みを味わうことだからなのだね。
で、ね。技の極みって何かといえば、妥協のないすしネタ選びと美味しく味わえる握りの技術、そして一番のポイントは「ストーリー」であるとのことだ。
マグロの仕入れでは決して値段を聞かず希少な良いマグロを手に入れる仲卸との信頼関係を含め、「おまかせ」には様々な「サイドストーリー」も満載だ。
普通は「素材こだわる派」、「ストーリーにこだわる派」、そして「こだわらない派」とかに別れるのだろうけど、究極であることは全てにこだわることなのだね。
そして、客は「おまかせ」で身を委ねる。
僕は、究極の仕事の一面を見た気がした。
追記
そういえば会社の経営も、ある種の「おまかせ」だね。
だから、最高の素材でストーリーを紡ぐのが経営者が目指す姿なのでしょう。
(安価な素材を並べる経営者ではやはりどこか寂しいね)
これはストーリーでなくカタログ
