NHKのこの番組は、なんと2008年に放送されたものだ。
しかし、その内容は今回の新型コロナウイルスにほぼ全て当てはまるものだった。
番組の中では、新型インフルエンザの対策にアメリカは非常に先進的な取り組みをしている(日本は遅れている)と紹介されていたけど、新型コロナウイルスに関して、アメリカはかなり立ち遅れている印象がある。
放送を終えた後、司会と専門家の対話があり、やはりその事を話題にしている。
専門家曰く、アメリカで対策の中心となるCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の予算が大幅に削られたことが大きく影響しているらしい。
要は、パンデミックのリスクを軽んじたのだろう。
大きな災害が起きた時に必ず「軽んじる問題」があるよね。
洪水対策もそうだった。
「軽んじる問題」を回避するために訓練などが行われるのだけど、実際に痛い目を見ないと本腰が入らないのも事実だろう。
経験による学習を通じて行動が変容することを「経験学習」というけど、経験が無い中で行動を変容させることは難しい。
今回、僕たちは行動を変容させるために「身近な人の罹患」はもとより、「志村けんさんの逝去」「緊急事態宣言」という新たな経験が必要になっている。
積極的学習者は、リスクの先取りをして経験学習から行動変容するけど、行動変容するために経験学習が必要な人は未経験のことを「軽んじる」のでしょう。
もちろん、トランプ大統領みたいに「そもそも」リスクを軽んじる人も居て、アメリカは今、その結果パンデミックの中心となってしまったのかもしれない。
経験しないと学べない?