2021年2月19日金曜日

人生100年時代の戦力外通告

 今日、ヤフートピックにとんねるず石橋貴明さんの名前が多く出ていた。

1月の終わりに放送された「情熱大陸」という番組で、自身のことについて飾ることなく話したところ多くの人達が好意的なコメントをSNSで発信したそうだ。

バラエティタレントの最上位に長年居た石橋さんも、ここ数年はレギュラー番組の終了などが続き、ネットではほぼ決まって「オワコン」として取り上げられていた。

しかしYouTubeに活躍の場を見出してから「オワコン」といった表現は見当たらずむしろ復活した印象が強い。

さて、石橋さんと僕は同学年なので昔から親近感がある。

しかしとんねるずのお笑いで悪乗りっぽいところは苦手だ。

僕は残念ながら冒頭の放送を観ていないのだけど、ネットの情報を読んで「戦力外通告」という石橋さんの表現がとても気に入った。

野球好きの石橋さんらしい言葉で、レギュラーの座を降りチームを離れる必要条件だ。

戦力外通告はプロスポーツ選手には日常茶飯事でそれを受けて他のチームに移籍したり引退したりする。

プロ選手だけでなく石橋さんのようにプロフェッショナルとして活躍するには避けて通ることができない。

今回、石橋さんが使った「戦力外通告」には厳しい現実に晒されるだけでなく、受け止めてそれでも我が道を歩む態度が含まれていて、多くの人の共感を得ているのかもしれない。

人生の「オワコン」など無いのだ。

これまで多くの日本企業で社員は終身雇用と労働法によって戦力外通告を逃れてきたけど、最近では終身雇用が維持できなくなった保守的な企業でセカンドキャリアと称して戦力外通告がだいぶ広がっているように思える。

人生は100年になったけど「戦力外通告」がより一般的になるこれからの時代、一層強まる自律的なキャリア形成の風潮(圧力?)と併せて注目していきたいキーワードだ。


戦力外?