2023年8月23日水曜日

子供のような無垢の心

 昨日は子供の好奇心大人の好奇心というお題で考え、はじめたものの、中途半端に終ってしまった、

中途半端ながら子供の好奇心は表層的で大人の好奇心は深層的なのではないかという一応の結論には至った。

その違いから僕たちは人物に対する子供と大人という概念を形成するのだがその実例がIQと言われる知能指数ではばいだろうか。

同じ年齢集団の偏差から知能の優劣レベルを判定するものだがこれまで何回も引用したように認知科学的には能力とは類推で生み出された虚構の概念である

だから知能指数というのもが、何を言わんとするものなのか実は極めて不思議なものなのである、

実態はIQ測定用に準備されたテストという特殊な状況においてにどう答えたかを統計的に比較したものなのである。

一方で追跡調査も行ったアメリカの研究ではIQの高さと社会的成功の間に相関は見られなかったという結論も出ている。学力や知能指数など測れる認知能力ではなく性格など非認知能力の方が社会的成功には重要だという幼児教育推進派が大好きな結論である、

そして好奇心は非認知能力の方に分類されているようだ性格ビッグ5理論の開放性あたり。しかし性格特性ということになると年齢差とは言い難くなってくる、見分けとしては子供っぽい性格、大人っぽい性格ということはあるが好奇心だけではなくもっと統合的な人格だ。

さてどんなことに興味関心を持つかは置かれた環境によるところが大きい。

これまた知育玩具メーカーが喜びそうな結論だ。

しかし好奇心が環境によって左右されるのことは認知科学的にも間違いないだろう。

だから子供の育成環境が子供の好奇心を呼び起こすのだ、好奇心とは心であり、教育の成果じゃなく本能が生得的に創発するものであるゆえに、極めて環境依存性が高いのと考えられる。

子供と大人の違いで言えば子供は自らの環境を自律的に選ぶことが出来ないが大人は選ぶことが出来るその差が好奇心の違いとなって現れるのかもしれない、だから大人であっても子供と同じような環境に身を置けば子供と同じような好奇心を持てるのかもしれないね、そういえば一時、グーグルのオフィスがよく紹介されていたけれど、原色を多用した子供っぽい装飾がされていたように記憶している。子供のような無垢な心で仕事をして欲しかったのかもしれないね。