いつの頃からかモチベーションはマネジメントの対象になった、産業組織に限らず学校現場でも学習意欲などモチベーションを高めるのはその場をマネジメントする者の責任になったのだ。でも本当にそういうものだろうか。昔から好きこそものの上手なれというように、得意不得意、好き嫌いといった、適応や価値観とそれに伴う感情はモチベーションの大きな源泉となっていることが知られている、更には周囲の人のモチベーションにも影響される、モチベーションの高い指導者のもとでは自然とモチベーションは高くなるし、他人にいいところを見せようとしたり、場合によっては天気だって関係する、要するにモチベーションに関わる要因は実に複雑で入り組んでいるのだ、モチベーションは脳科学的には脳の活性だし心理学的に言えば高揚感のある心理状態ということになる、実験であれば報酬があるとボタンを押す回数が増えるといった測定になるのだけれども、何か遂行していなくても取り組むときの態度にもモチベーションは表れるているものだ、「よしっ」と声を自分にかけるだけだってモチベーションは上がる要するに、モチベーションは極めてパーソナルな心的状態自由意志の一種であり誰かに管理されるものではなく自分で操作するものだっていうことだ。では、組織はどのようにモチベーションに関わるべきかと言えば、介入刺激ではなく自由意志としての尊重とそれらの最適化であることは明白である。
