ある会社の営業部門を分析したことがあります。
そのときは、売上実績、上司の評価、周囲の評価という3つの結果に対してそれぞれ同じ結果を説明するためのデータを使って分析しました。
結果は、
売上は、「攻撃的で細やかで計算高いこと」
上司は、「お客様を大事にし、芯がありさわやかなこと」
周囲は、「誠実で上昇意欲があり自分達のことをわかってくれること」
共通点は、「機転が利き熱いこと」
というものでした。それぞれはわかりやすい結果です。
一方、個人に着目すると、売上が良く、上司からも周囲からも評価されている人がいます。
その人は、分析結果を継ぐと「攻撃的で細やかに計算高く売上をあげ、お客様を大事にし、芯がありさわやか、かつ誠実で上昇志向があり自分達のことをわかってくれ、場面ごとに切り替えが出来る熱い人」ということになります。
こんな人が本当に居るなんてちょっと嘘くさいですね。普段から人を敬い皆から愛される良いお兄さんが怪獣を前にするとスーパーヒーローに変身して、悪をこの世から消し去るまでに叩きのめす、そんな感じです。
そういう人も居るかもしれない、とは思いますが、実際の活躍するビジネスマンの説明としては空想的です。
売上、上司、周囲の評価がもともとズレているので分析結果も違ってきます。そして、結果が違うと説明がかわるのは当然ですが、それらの説明を繋いでも説明力が上がるとは限りません。一方、結果によらず人を見極めるのは実は、極めて難しいので、結果と説明はセットになっています。
世の中にある、いろんな結果と説明を一緒くたにしないほうが良さそうです。
まぜるとアート