2016年12月7日水曜日

心で感じるう美しさが生命になにを与えるのだろうか

第二次世界大戦下、ドイツ強制収容所での体験を綴ったフランクルの「夜と霧」は有名だし、その内容は今でもとても鮮明だし強烈です。

そして、あまりにも過酷で生死の際にあった収容所での日々において、食べるものも無いなかで夕日の美しさに心を動かされた人がなぜ生き残ったのかという問いがその後のフランクルの人生に大きな影響を与えました。

さて、今年ヒットしているアニメ映画で風景描写の美しさが話題になっている。

Wikipediaを見ていたら、映画監督は思春期の苦しい頃に美しい風景に励まされたというくだりがあった。

そのとき思い出したのが、冒頭のフランクルの「夜と霧」だ。

映画監督が心を動かされた風景の美しさが、彼の作品を見た多くの観客の心も動かしている事実は、心が美しいと感じるエネルギーは絶望的な状況でも生命に輝きを与えるものであると信じるに足る証拠に違いないのだろう。


「心で感じうる美しさ」は人の感情に強く影響する。

であれば、「感情」と「生命」の間に何らかの関係があると考えられるのではないかな。

ただ、感情と言ってもエモーショナルでエキセントリックなものでなく、内向的であることは大切なポイントだろうね。

アドレナリンが出るような話じゃなくて、汚れた血液が浄化されるような出来事なのでしょう。

そう、「心で感じうる美しさ」は生命を洗濯する仕組みなのだね、きっと。


生命の洗濯