上出来は人生を救う。脳卒中サバイバーはいま生活期リハビリの真っ最中でADLと呼ばれる日常生活行動を絶賛改善中である料理はその取組の一部なのだけれども、作って楽しく、食べて楽しいリハビリである。回復期リハビリの時は作業療法士さんのサポートのもとで行ったが自宅に戻っての生活期リハビリでは、STさんのサポートは期待出来ない。とは言っても買い物には行けないから妻のサポートは必須である。リハビリは日常の困難を乗り越える力を身につける学習であるが、常に他者のサポートが必要なのだ。
さて、これまで約30回ほど料理に挑戦してきた、左半身の片麻痺がある筆者はまず、調理中長時間立位を保ちバランスを崩さず冷蔵庫から食材を出したり入れたり、といった体位の変化にも耐えるといった身体性を身につけることと動かない左手でどう調理するのかが身体的課題であるが、料理は、ゴールから逆算して必要な素材を思い出したり調べたり考えること(記憶と集中)から始まり調理の手順を考え(遂行)るという高次脳機能(脳のリハビリも兼ねているのである。
さて前置きが長かったが今回の料理はこれまでの、洋食路線から和食路線に変更して、内臓にも血液にも優しいかつ、新年めでたいということで、なんと鯛めしに挑戦したのである。ここ最近リゾット〜パエリアからはじまったお米を炊く料理ということで最近挑戦したたこ飯があまり上手く炊けなかったという反省も含めてリベンジなのである。蛸の敵を鯛で討つ作戦の結果やいかに・・・美味しく炊けてグッドジョブでリハビリもバッチリでした。唯一のバッドジョブは調理じゃなくて動画撮影(電池切れ)でした。炊飯と蒸らし終わったときの感動の蓋開けが撮れていないです。