2025年6月22日日曜日

夫婦別姓論戦にみる統計による認知戦

 「認知戦(Cognitive Warfare/Cognitive Operations)」とは、人間の認知能力(思考、判断、感情、信念など)を戦略的に操作・影響することを目的とした戦いです。これはサイバー戦や情報戦とも重なり合う現代的な戦争・戦略概念で、軍事・政治・経済・社会のさまざまな文脈で使われています。NHKで特集番組を組んでいたからその存在は白日の元にあると言ってよいのだけれどもこれは認知戦ですと注釈がついているわけではないので自分がどれだけ日頃認知戦に晒されているのかわかりにくい例えば夫婦別姓問題。そもそもこれを問題であり政治的対立の重要な関心事であると認知そせることがそもそも認知戦である可能性が高い。昨今オールドメディアによる印象操作が問題視されているがメディアによる印象操作も認知戦に使われるケースが少なくない。さてメディアにおいて公平中立な世論の根拠として用いられるのが多くの場合統計なのである。かつてクイズ100人に聞きましたと言う番組があったが考えてみれば100人をどう切り取るかで結論が全く違ってくることは誰もがわかるそこで次に出てくるのが全数調査であるがこれだって何を全数とするのか不確かなのである。上場企業り人的資本開示で脚光を浴びるエンゲージメントサーベイだって企業のステークホルダーをどう切り取るかで結論が変わるのは言わずもがななのである。要するに政治であれ企業経営であれ戦略の中で認知戦は常態化しており統計はその主要な武器になっているのである