一つは、今日参加したMALL経営学習研究所の博報堂さんのOJT。
一つは、自社開催の勉強会で登壇して頂いたデンソーさんのOJT。
流石、クリエイティビティのしっかりした博報堂さんのOJTは、コンセプト、プロセス、ツール、ヒストリーとどれをとってもストーリーのしっかりした事例でした。近々、出版もされるとのことですが、このような事例が広まるとOJTもデザインするものとして広く理解されることと思います。
一方、デンソーさんのOJTは、まさに現場において、仕事に向き合う人間観をとことん問いつめるという現場の格闘でした。言うなれば、後楽園ホールのボクシングリンクが、実は血しぶきで彩られているのと同じような臨場感です。苦悩と格闘のなかでしかOJTは語れないという真実は、日々の困難に対する大きな励ましでもあります。
もちろん、博報堂さんのOJTでもトレーナーの方のプレゼンでは臨場感がありましたが、物を作る現場と、インサイトに主軸をおく現場のOJTは、とても同じOJTとは思えませんでした。つまり、OJTという言葉とOJTの実態には山と登山と同じような違いがあるのでしょう。
流石、中原先生は、「フィット感」と「共通言語」という素晴らしいラップアップをされていました。まさに、各社各様の「フィット感」と「共通言語」を実感したのですが、そこにはもちろん「他社」だけでなく「自社」のテーマがあります。
育成と活用という「自分ごと」の中で、我が社の登山を考えると、見えている山にどう登るのかという現実があります。その道は平坦ではなく、また、砂利だったり、泥濘んでいたり、アイスバーンだったりと時々刻々、路面状況も変化してきます。
OJTとは語るものではなく、実践するものである、しかし、デザインの対象である、ということを改めて気づく夜になりました。
The Long and Winding Road
デザインし前進する