仕事の報酬は仕事
これは誰の言葉なのか検索したところ、どうやらソニー創始者・井深大さんらしい。
井深さんだけでなく田坂広志さんなども同じようなことを語られている。
ただ、やりがい搾取と言われないよう、使い方には気をつけなくてはならないようだ。
さて、今回の新型コロナウイルスは人類にとって未曾有の大災害だ。
この危機に直面し、克服に向けた様々な取り組みがいたるところで行われている。
これまでなかった新たな仕事がたくさん増えたのだ。
いや、加速度的に増えている、と言ってもよいかもしれない。
医療現場や保健所などから始まり、ワクチン接種がはじまったら通信、クラウドサービスまで混乱している。
新たな仕事が生み出す混乱の収拾はとても大変な新たな仕事である。
新規システム開発関連の仕事に就いている方々はよくご存じだろう。
そして今日のテーマ「仕事の報酬は倍の仕事」は、混乱を収拾する仕事を誰が引き受けるのか計画性を持たずに新たな仕事を始めたときに起こりやすい。
その主たる原因は新たな仕事に内在するリスクへのマネジメント不足だ。
ワクチン接種の予約に関してNTTはさすがにこれまでの経験を生かし発信制限を行って新たな仕事をコントロールしたけどクラウドサービスを使った予約システムはクラウドの障害で手も足も出なくなった。
とにかく仕事を初めて問題があれば対処する(システム開発ではアジャイルと呼ばれる手法)というやり方、もしくはリスクマネジメントにおいても残存するリスクが顕在化した際に「その時はみんなで頑張って解決しよう」という思考が現場で働くことは仕方がないと思う。
しかし、昨今の状況を鑑みるにそれ自体が非常に危険な思考、リスクであると言えるかもしれない。
どうやら仕事の報酬は倍の仕事(でも乗り越えていこうね!もしくは、乗り越えてね!)、となっていないか自分も周囲も点検した方がよさそうだ。