テレビでヤングケアラーの話を観た。
恥ずかしながら最近まで僕はこの問題を知らなかった。
テレビの中で関係者の人が語っていたのはヤングケアラーにとって一番重要な問題は貧困や支援の不足などではなく「孤立」だった。
「孤立」によって問題が誰からも見えなくなる。
ところで「孤立」というキーワードはユナボマーに関する他の番組でも聞いた。
IQ167で飛び級で大学に進学し助教授の職に就いたこともある連続爆弾犯、通称ユナボマーは「孤立」がその引き金になっていたという分析である。
哲学者マルクス・ガブリエルは、社会の複雑性は他者が自分に対して抱くイメージに人は決して満足できないことから生まれ、意見が合わないとき他者に敵対する自己イメージを形成してしまうと言う。
「孤立」とか「孤立感」は僕たちが思っている以上に更に他者との距離を作ってしまう。
それによって、問題が見えなくなったり逆に他者を攻撃したりするので社会にとってはとても大きな問題になるのだ。
人と人が関わる、家庭、学校、職場、地域において「孤立」を防ぐことには大きな価値があることを僕たちはもっと自覚しなくてはならないのだろう。
孤立